4月から6月に見た映画と読んだ本
映画は3か月で合計68本!の中から心に残ったもの。見た順。1-3月のPKや高慢と偏見、雨の日は会えない~が印象的すぎただけにこの3か月はちょっと見劣りするラインナップかな。
- ジェントルメン
何といってもメンバーが豪華!完全にヒューグラント目当てで行ったけど(ヒューさん目当ての人は行って正解)、マシューマコノヒーもコリンファレルもかっこいい。これ見るちょっと前にコードネームU.N.C.L.E.見て期待値上がってたけどそれを裏切らなかった。何よりしびれるあのオープニング映像!ありきたりっちゃありきたりなストーリーかもしれないけど、魅せ方が楽しくよかった。
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バッファロー '66
わたしこういう雰囲気の映画どっちかって言うと嫌いなんだけど、だから見始めて「アー嫌いなタイプのやつ~」ってなったけど、見てるうちに共感できそうにないふたりに共感というか、理解というか、なんかこう愛着が生まれて、最終的にすごく良い映画を見た気分になれた。ストーリーだけ見るとまじでしょうもないし、キャラクターもみんなしょうもないのに、上手にできてるなあと思う。期待値が低かったのもあって余計にびっくりして印象に残った作品。
- エール!
フランス映画。両親と弟が3人みんなろう者である主人公のポーラが歌の才能に目覚めていくというなかなか面白い話。耳の聞こえない家族と手話のできない人々を繋げるのが彼女で、彼女は変にひねくれたりしてなくて、すごく自然体の良い子という点がまず良い。彼女の中で開花していく歌の才能は家族にどうしても認めてもらえることができなくて、歌の勉強をするためにパリに行きたい彼女と家族の間に溝ができるんだけど…という話。結構映画的な展開があるけど、これぐらいでいいのよと私は思う。映画的でベタというか予想できる展開ではあるんだけど、素直に感動できる!
- ジョー・ブラックをよろしく
この作品の美しいブラピについては語られすぎてるだろうけど、彼の演技やロマンチックなストーリーだけ考えても見てよかったと思える映画!長いのに苦痛にならないってやっぱそれだけおもしろいからなんだよなあ。死神が人間界に現れ、連れて行こうとする老人の娘と恋に落ちる、なんて突飛なストーリーでも説得力があるのは実力のあるキャストのおかげだと思う。そしてやっぱりブラピが美しい。
この4作がとびぬけてよかったかな。ちょっと少ないので次点の映画もいくつか。
アホほど話題になってたやつ。やっと見放題に落ちてきてくれたので見てみた。シャラメさん、個人的にそこまでハマるビジュアルじゃないけどキレイだったな~EDのシャラメさんが素晴らしかった。見て損はない。
- セッション
ヤバ×ヤバの映画。音楽がとにかくかっこいい!好き嫌いは別れそうだけどシンプルにおもしろかった!
- クラウドアトラス
名作なんだけど見たの2回目だから次点扱い。いくつもの話が同じキャストで作られ繋がっていて、複雑そうなのに分かりやすい!「あ、あれってトムハンクスだったの!?」みたいな驚きも楽しい。長いのがネックなんだけどめちゃくちゃおもしろいんよ~~!ベンウィショーの話がすき。
お次は読んだ本!他にも何冊か小説じゃないの読んだけど別にどれも大しておもしろくなかったのでメインで読んだ重め小説3つ。
ん~そんなに面白さを感じられなかったね。うじうじうじうじぐだぐだぐだぐだしてるラスコーリニコフくんをただただ見ていくところに面白さを見出せなかった。描写もセリフも冗長なんよ~わたしそういうの苦手なんだなと実感。
先クールに奔馬を読んだので。最初に読んで以降、読み返すのたぶん初めてだった気がする。春の雪や奔馬の美しさがなく、ただただ老い始めている本多を見ていく悲しみ。でも実際にタイに行った三島が伝えたかったであろうタイの空気が伝わってくるので、三島の文章を堪能するには十分すぎる!来クールで天人五衰読みましょうね。
いや長かったわ。ドストエフスキーが全然ましに見える冗長さでマジでしんどかったわ。実はこれ読む前にボヴァリー夫人を読もうとして最初の30頁ぐらいで「これ無理~~~」となって読むのやめたんだけど、フロベールもバルザックも変わらんかった。でもさすがに読み切りたいなと思って頑張った。最後の1/4は面白かった!けどそこに行くまで長すぎ。